「ホームページそろそろリニューアルしたほうがいいのかな?」と思いながら、もう2年、3年と経っている。そんな会社さん、実はとても多いです。
無理もありません。ホームページは壊れて止まるわけではないですし、放置していても請求書は届きません。スマホでも一応見られる。だから後回しになります。
けれど、この2~3年で、ホームページを取り巻く状況は作った当時とは別物になりました。検索のされ方が変わり、お客様の連絡手段が変わり、放置したサイトはセキュリティ面のリスクも無視できなくなりました。
サイトは変わっていないのに、まわりが変わった。だから、何もしていないのに成果だけが落ちていくという現象が起きています。
この記事では、「まだいいか」と「もう限界」の境目を見分けるための5つのサインをお伝えします。
かばの中の人1つでも当てはまったら、少なくとも1度は現状を確認する価値があります。
サイン1:ホームページの検索順位は落ちていないのに、アクセスと問い合わせだけ減っている


「検索順位は以前とそれほど変わっていない。それなのに、ホームページからの問い合わせが減った気がする」
そんな変化があるなら、ホームページそのものではなく、検索結果からホームページに来てもらうまでの環境が変わっている可能性があります。
以前は、Googleで上位に表示されれば、そのままクリックされることが期待できました。しかし今は、検索結果の上部にAIによる回答が表示されるなど、ユーザーがホームページを開かなくても情報を得られる場面が増えています。
そのため、これからは「何位に表示されているか」だけではなく、実際にどれくらいクリックされ、その先の問い合わせにつながっているかまで見ることが大切です。
確認方法
Google Search Console(サーチコンソール)が入っていれば、「過去12か月」と「その前の12か月」を比較してみてください。
表示回数や平均掲載順位が大きく変わっていないのに、クリック数やクリック率(CTR)が下がっている場合は、このサインに当てはまる可能性があります。



入っていない場合は、感覚で構いません。「順位は下がっていないはずなのに、問い合わせが減った」という実感があるかどうかです。
検索順位が同じでも安心できない理由
検索順位が変わっていなくても、ホームページへのアクセスや問い合わせが減っていくことがあります。
SEOツールを提供するAhrefs社の調査によると、AIによる概要の導入前後(2023年12月と2025年12月の比較、情報収集型のキーワード30万件が対象)で、日本の検索1位のクリック率は約37.8%低下しました。グローバルでは約58%の低下です。
これは「順位が下がった」話ではありません。1位のままでも、クリックが4割近く消えたという話です。


しかも、AIは「答えになる材料」があるページを参照します。会社概要と料金表しか載っていないサイトは、AIから見て引用する材料がありません。つまり、AIの回答のなかに自社が1度も登場しない状態になります。
昔の「検索で上に出す」だけの作りでは、もう届かなくなってきているということです。
つまり、AI検索が広がるなかでは、会社概要やサービス一覧だけでなく、お客様の疑問に具体的に答える情報を発信していくことも重要になりました。
何年も同じ内容のままにしていると、順位は維持できていても、検索やAIから選ばれにくくなり、気づかないうちにお客様との接点が減ってしまう可能性があります。
アクセス減少をきっかけに見直し、問い合わせが回復した事例
「1年間の問い合わせ数が、前年と比べて半分近く減った。」というご相談から始まった案件があります。
サーチコンソールを一緒に見たところ、表示回数はほぼ横ばいでしたが、1年間のクリック数が約3,500回から1,800回程度まで減少し、ホームページからの問い合わせも月6〜9件から2〜5件程度に減っていました。
これは検索順位の低下だけでは説明できず、AIによる概要など、検索結果そのものの変化がクリック数の減少に影響している可能性があります。
そこでリニューアルでは、会社概要やサービス内容を載せるだけでなく、お客様が検索するときに疑問に思うことや、サービスを選ぶときに知りたい情報をページ内に追加。
検索からホームページに来た人が問い合わせまで迷わず進めるよう、ページ構成や導線も見直しました。



その結果、リニューアルから1年で、ホームページからの問い合わせは月2〜5件から月7〜12件まで回復しました。
サイン2:ホームページに載せたい情報があるのに、自分では増やせない


新しいサービスを始めた、料金を変更した、実績を追加したい。そんなときに、すぐホームページへ反映できていますか。
ホームページは公開して終わりではなく、会社の変化に合わせて情報を増やしていくことで、少しずつ価値が高まっていくものです。



情報が古いままだと、お客様を困らせてしまうこともあります。
確認方法
「新しいサービスを始めたので、そのページを1枚追加したい」と思ったとき、ご自身で作れますか。
もしくは、連絡をすればホームページをすぐに修正・リニューアルをしてくれる、親身になってくれる制作会社さんは近くにいますか。
そうでなければ、ホームページの更新がしづらくなっている可能性があります。
また、ホームページを作ってから数年経っているのに、会社概要、サービス、料金、アクセス、お問い合わせなど、公開当初からページがほとんど増えていない場合も要注意です。
本当は載せたいサービスや実績、お客様からよく聞かれる質問があるのに、それをホームページへ追加できていないなら、サイトを十分に活用できていない可能性があります。
情報を増やせないホームページは育ちにくい
更新しづらいホームページは、「あとで載せよう」が積み重なり、会社の最新情報とホームページの内容が少しずつズレていきます。
新しいサービスや実績、お客様からよく聞かれる質問など、本来は検索やAIから見つけてもらうきっかけになる情報も増やせません。
その結果、5年前に作った5ページのホームページが、5年後もほぼ同じ5ページのまま、ということもあります。
これからは、会社案内を載せるだけではなく、お客様が知りたいことに答える情報を継続的に増やせることが、ホームページを活用していくうえで重要です。
サービスページを追加し、問い合わせ増加につながった事例
以前ご相談いただいた会社では、新しいサービスを始めていたものの、ホームページには1年以上前のサービス内容がそのまま掲載されていました。
以前の制作会社とはほとんどやり取りがなくなっており、「この内容も追加したい」「この実績も載せたい」と思っても、誰に相談すればよいのかわからない状態になっていました。
その結果、新しく始めたサービスについてホームページにはほとんど情報がなく、お客様へ案内するときにも「詳しくはホームページをご覧ください」と言えない状態でした。


そこでリニューアルでは、新しいサービスの内容を整理して、サービスページを追加。あわせて、実績やよくある質問など、お客様がサービスを検討するときに知りたい情報も追加しました。
さらに、公開後も「この内容を追加したい」とご連絡いただければ、すぐに相談・更新できる体制に変更。
その結果、新しく追加したサービスページからの問い合わせや、ホームページ全体からの問い合わせが増えました。
ホームページを作り直しただけではなく、会社の新しいサービスや実績を、その後もきちんと発信し続けられる状態まで整えたケースです。
サイン3:ホームページで使っているWordPressやプラグインを、ここ1年更新していない


ホームページは普通に表示されているから大丈夫、と思っていても、WordPressの裏側では更新が止まっていることがあります。
特に注意したいのが、長期間更新されていないプラグインです。見た目には問題がなくても、古い状態のまま使い続けることでセキュリティ上のリスクが高まります。
確認方法
WordPressで作られたサイトの場合、管理画面にログインして、「更新」の欄に赤い数字がいくつ出ているかを見てください。2桁になっていたら、かなり危ない状態です。
古いプラグインがセキュリティの弱点になることも
Web担当者Forumの記事によると、2024年に確認されたWordPress関連の脆弱性8,223件のうち、96%はプラグインに起因するものでした。
更新を止めたからといって、すぐにホームページが壊れるわけではありません。そのため、つい後回しになりがちです。
しかし、脆弱性を悪用されると、ホームページが改ざんされたり、不正なページへ誘導されたりする可能性があります。さらにやっかいなのは、見た目にはいつも通り表示されていて、被害に気づきにくいケースもあることです。



ホームページのセキュリティは、問題が起きてから直すのではなく、日頃から更新・管理しておくことが大切です。
古いプラグインを整理し、保守体制まで見直した事例
ホームページのリニューアルをご相談いただいた際、WordPressの管理画面を確認すると、プラグインの更新が長期間止まっている状態でした。
担当者の方にお聞きすると、ホームページを制作した当時の担当者はすでに退職しており、普段は誰も管理画面を確認していなかったとのこと。
ホームページ自体は問題なく表示されていたため、社内でも特に問題があるとは思われていませんでした。
幸い、このケースでは情報漏えいや改ざんなどの被害は確認されませんでした。ですが、何年も更新されていない状態をそのまま使い続けるのは、いつ問題が起きてもおかしくない状態だったともいえます。
そこでリニューアルを機に、使っていないプラグインや古い機能を整理し、公開後も定期的にWordPressやプラグインを確認・更新できる保守体制まで見直しました。
「今まで何も起きなかったから大丈夫」ではなく、何も起きていないうちに整えておくことが大切です。
サイン4:ホームページがGoogleマップから来た人の受け皿になっていない


店舗や地域密着型の会社では、Googleマップでお店を見つけ、そのままホームページを確認する人が多いです。
せっかく興味を持ってホームページまで来てもらえても、情報が古かったり、Googleマップと内容が違っていたりすると、来店や問い合わせの前に不安を与えてしまいます。
確認方法
スマホで「(自社の業種)(最寄り駅名)」と検索してみてください。地図と店舗一覧が上に出てきます。そこに自社は出ていますか。出ていたら、そこからリンクをたどってサイトを開いてみてください。
マップに載っている情報と、サイトの情報が食い違っていませんか。 営業時間、電話番号、定休日、住所の表記。よくあるのは、マップだけ直してサイトが古いまま、というケースです。
Googleマップで見つけてもらっても、最後に離脱されてしまう
Google公式のヘルプでは、ローカル検索の掲載順位は「関連性」「距離」「知名度」で決まると説明されており、知名度には「ビジネスにリンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報」が含まれるとされています。
つまり、マップとサイトは別物ではなく、セットで効いているということです。
そして体験の面でも同じです。地域のお店を探すお客様は、マップで見つけて、サイトを開いて、そこで判断します。マップまでは来てもらえたのに、サイトが古い、情報が食い違っている、写真がない。ここで離脱されるのは、あと1歩まで来ていたお客様を逃しているということです。



駅前や商店街の店舗さんほど、この入口の比重は大きくなります。
Googleマップとホームページの情報を統一した店舗の事例
ホームページのリニューアルをご相談いただいた店舗で、Googleマップには最新の営業時間が掲載されている一方、ホームページには以前の営業時間が残っていたことがありました。
店舗側ではGoogleビジネスプロフィールを更新していたため問題ないと思っていましたが、ホームページまで確認したお客様からすると、どちらの営業時間が正しいのかわからない状態です。
そこでリニューアルの際に、営業時間や定休日、店舗情報などを整理し、Googleマップとホームページで案内する内容を統一しました。
ホームページが古いままだと、せっかくGoogleマップで興味を持ってもらっても、その先で不安を与えてしまうことがあります。
サイン5:ホームページを見た後の問い合わせの手段が、いまのお客様の行動に合っていない


ホームページを見て「ちょっと相談してみよう」と思っても、そのあと連絡するまでのハードルが高いと、問い合わせにはつながりません。
電話やお問い合わせフォームだけでなく、業種によってはLINEやWeb予約など、お客様が普段使っている方法に合わせて連絡手段を用意することも大切です。
確認方法
スマホで自社のホームページを開き、お客様の立場で問い合わせをしようとしてみてください。
電話番号はすぐ見つかるか、タップすればそのまま電話できるか、お問い合わせフォームは入力項目が多すぎないか、予約やLINEなど普段使っている連絡手段への導線があるかを確認します。
特に、連絡先を探すために何度もスクロールしなければならない、フォームへの入力が面倒だと感じる場合は見直す余地があります。
「問い合わせたい」と思った人を最後に逃しているかもしれません
ホームページまで見に来てくれた人は、すでに商品やサービスに興味を持っている可能性が高い人です。
それでも、電話しかできない、フォームの入力項目が多い、予約方法がわかりにくいといった状態では、「またあとでいいか」と離脱されてしまうことがあります。
たとえば、
- 電話番号をタップしても発信できない
- お問い合わせフォームの入力項目が多い
- LINEで問い合わせできるのに、ホームページに案内がない
- Web予約ができず、電話受付だけになっている
- スマホで連絡先がすぐ見つからない
といった状態です。
せっかくホームページまで来てもらえたのに、最後の「連絡する」というところで離脱されてしまうのは、とてももったいないことです。
問い合わせ導線を見直し、問い合わせ数が前年の3倍になった事例
リニューアルをご相談いただいたホームページで、お問い合わせフォームまでたどり着くにはページの1番下までスクロールする必要があり、フォームにも入力項目が多く設定されていたケースがありました。
そこで、スマホでもすぐに問い合わせできるよう連絡ボタンをわかりやすい位置に配置し、フォームの内容も「最初の相談に本当に必要な項目」だけに整理しました。
デザインを大きく変えなくても、問い合わせまでの手間を減らすだけで、お客様にとって使いやすいホームページになります。



その結果、ホームページからのお問い合わせは前年の3倍になりました。
ホームページは、見てもらうだけでは成果につながりません。「問い合わせたい」と思ったときに、迷わず行動できるところまで整えておくことが大切です。
ホームページのリニューアルを「いつかやる」より、早いほうがいい3つの理由


1. 損失は毎月発生している
リニューアル費用は1度きりですが、機会損失は毎月続きます。半年迷えば、半年ぶんの取りこぼしが積み上がります。
2. 検索でもAIでも、評価は積み上げに時間がかかる
サイトを新しくしても、検索結果での評価やAIに参照される状態は、すぐには作れません。半年、1年という単位で少しずつ育つものです。始めるのが早いほど、その分だけ先に育ちます。
3. 放置が長いほど、作り直しが大変になる
更新できないまま年数が経つと、使えるデータが減り、原稿も写真もゼロから用意することになります。セキュリティ面でも、乗っ取られてからの復旧より、先に作り直すほうが確実です。
【まとめ】まずは、ホームページをスマホ1台で確認してみてください
改めて、5つのサインです。
- 検索順位は落ちていないのに、アクセスと問い合わせだけ減っている
- 載せたい情報があるのに、自分では増やせない
- WordPressやプラグインを、ここ1年更新していない
- Googleマップから来た人の受け皿になっていない
- 問い合わせの手段が、いまのお客様の行動に合っていない
1つでも当てはまったら、放置している時間のぶんだけ、機会損失が積み上がっています。逆にいえば、直せば止まる損失でもあります。
「5つのサインに当てはまっている気はするけれど、どこから直せばいいのかわからない」という方は、カバズワースまでお気軽にご相談ください。
今のホームページがどんな状態なのかを確認するところからでもかまいません。実際のサイトを拝見し、改善したほうがよい点や、見直す優先順位をわかりやすくお伝えします。


ホームページ制作などでお悩みの方は、中小企業・店舗に特化した神奈川県横浜市のWEB制作会社「カバズワース」まで気軽にお問い合わせ下さい。すでにお持ちのホームページにお悩みがある方は、「ホームページ無料診断」もご活用ください。
※月・火定休となります。
よく読まれている記事







