2019年に開業した、みなとみらい新港地区の客船ターミナル「横浜ハンマーヘッド」。
遅れていたパーク整備がようやく完成し、商業施設の横浜ハンマーヘッドとデッキで接続された「ハンマーヘッドパーク」が開園しました。
ハンマーヘッドパークとハンマーヘッドデッキ
ハンマーヘッドパークは、2018年に土木学会推奨土木遺産に認定された歴史的に貴重な構造物であるハンマーヘッドクレーンを中心とした開放的な空間であり、客船寄港時の歓送演奏をはじめ、多目的なイベント広場として使用します。
ハンマーヘッドデッキは、横浜ハンマーヘッド(新港客船ターミナル)とパークを接続する歩行者デッキであり、クルーズ客船の一般見学及び送迎の場として、また、みなとみらい21地区やベイブリッジを眺望できる市民が集い憩える展望施設となります。
「ハンマーヘッドクレーン」について
新港ふ頭は 1899年に埋め立てを開始し、1914年に完成したふ頭です。
ハンマーヘッドクレーンは、この整備に合わせて設置された日本初の荷役専用クレーンで、関東大震災でも大きな損傷を受けることなく、2001年までの 88年間、貨物の積み降ろしに使われ、横浜港の近代化を支えてきました。
このクレーンは、現在も稼働可能な状態で保存されており、当時日本に導入された5基のうち、横浜市、長崎市、佐世保市に残る3基のみとなっています。
■ハンマーヘッドパーク
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-5