横浜に住んで10年ほどになりますが、いまだに山手の西洋館エリアを歩き倒した経験がなかったので行ってみました。スタートはJR根岸線石川町駅で、ゴールはみなとみらい線元町・中華街駅を設定。
ルートマップは、横浜山手西洋館のウェブサイトから
石川町駅元町口から数分坂を上り、ブラフ18番館に到着。これは裏門(?)。
関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅、ブラフ18番館。
隣接する外交官の家。
この2つの建物を含む一帯は、明治時代にイタリア領事館が置かれたことから「イタリア山」と呼ばれています。「外交官の家」は渋谷区南平台にあったものを移築復元したそうです。
人がほとんどいないベンチでお昼を食べて、移動。海側へ歩いていく途中、小道を入ると、山手公園があります。
(出典:山手公園公式サイト)
園内には、外国人向け賃貸住宅のひとつであった旧山手68番館(↑写真)やテニス発祥記念館、君が代発祥記念碑などがあります。
公園を出てまたルートに戻ります。今回はスルーしましたが、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅エリスマン邸や、外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)山手234番館、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅ベーリックホールなどが建ち並びます。
明治42年に建造された、横浜市内に残る唯一の「和洋併設型住宅」木造西洋館山手資料館。
んまーオシャレ。
横浜外国人墓地
ペリー来航の時代に、マストから転落死した水兵のため、海の見えるところに埋葬地を用意して欲しいと幕府に要求して出来たお墓が起源となっています。
横浜で一番好きな場所、港の見える丘公園。みなとみらい線開通前に、ここに来るために石川町駅から歩いて来たのを思い出します。
そのまんま、丘の上にある、港が見える公園です。名は体を表す。
公園内には、バラが咲き誇るイングリッシュローズガーデンや神奈川近代文学館、大佛次郎記念館などもあります。公園を下っていくと、フランス山公園があります。横浜開港後、増えた外国人の影響で外国人殺傷事件も相次ぐようになり、自国民を守るためフランス軍の横浜駐屯地として選ばれたのがこの地。
これは、フランス軍撤退後に設置されたフランス領事館の跡地。
このままずーっと下って元町・中華街駅に出るパターンもありますし、港の見える丘公園からアメリカ山公園に行けばエレベーターで元町・中華街駅改札横に出ることも出来ます。または元町公園から下っていくパターンも。まだまだ歩き足りないなら、ここから山下公園→象の鼻テラス→赤レンガ倉庫→みなとみらいへ歩き倒すのもアリです。はたまた、山下公園からシーバスで船に乗るのも乙なものです。