横浜北仲というエリアをご存知ですか?
場所で言うと、横浜みなとみらいと馬車道と桜木町に挟まれた北仲通地区というエリアで、横浜市の特定都市再生緊急整備地域にも指定されて現在、再開発が段階的に進んでいます。
まず完成しているのは、海辺に建つ結婚式場ノートルダム横浜みなとみらい。
(海を挟んだ向かいには、アニヴェルセルというこれまた巨大な結婚式場がありますが、眺望から言うとこちらの方がいいのでは…という個人的感想)
ノートルダム横浜みなとみらいにあった、ミニクーパーのリムジン車。
コレかっこいい。
そしてここからが本題。
この北仲通の再開発では、2020年に向けて大きな建設が3つ進んでいます。横浜北仲が新たな横浜のエリアブランドとなるための大きな柱。果たしてどうなるのか。
名称:横浜市市庁舎移転新築工事
計画地:横浜市中区本町6-50-10(北仲通南地区)
階数:155m(地下2階/地上32階/塔屋2階)
用途:市役所機能、商業施設(コンビニやカフェ)、市民協働スペース
完成:2020年6月末 ※2017年7月時点
建設費などの予算がすさまじい等いろいろ批判の声もありますが、目標の家賃収入もクリアしつつ、港町横浜の顔として活躍して欲しいです。ド素人考えながら、こんな巨大な建造物+数千人がこの川沿いの土地の上に立つとなると、地盤は大丈夫なのでしょうか…。
(出典:(仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクト公式ウェブサイト)
名称:THE TOWER YOKOHAMA KITANAKA (ザ・タワー横浜北仲)
計画地:横浜市中区北仲通5-57-2(北仲通北地区)
階数:約200m(地下1階/地上58階)
用途:分譲マンション(1,100戸超)、商業施設(スーパー、カフェ、レストラン)、ホテル(オークウッド/46階~51階)
完成:2020年2月 ※2016年11月時点
マンションで58階ですよ…?
1つの棟で1,100戸超の分譲住宅ですよ…?
…もはや街。
しかも資料請求や説明会など、相当な数の人が購入に向け動いているそうです。色んな意味で雲上人。
ちなみに、みなといらいにある、日本で2番目に高い高層ビル『ランドマークタワー』が70階建て(高さ296.33m)。あの高さの3分の2の“標高”に住むって、まさに雲上人。
名称:アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー
計画地:横浜市中区海岸通5-25-3(北仲通北地区)
階数:地下2階/地上35階
用途:ホテル(2,311室)
完成:2019年秋 ※2017年7月時点
1つの棟で2,311室のホテルですよ…?
幕張にあるアパホテル&リゾート 東京幕張ベイは増築しながら3棟で2,007室を誇るメガホテルですが、みなとみらいのは1棟で2,311室というモンスターホテルです。みなとみらいエリアはターゲット層は違えどホテルが乱立していますから、このメガホテルの影響で生態系が崩れそうです。オリンピックバブル後に。
安全第一に。
『ザ・タワー横浜北仲』の道挟んだ向かいには、横浜市指定有形文化財「旧横浜生糸検査所付属倉庫事務所」の仮設拠点『北仲BRICK』や、
結婚式場『ノートルダム横浜みなとみらい』や、
『北仲通第一、第二、第三公園』などがあります。
公園と言うか、遊歩道ですね。
北仲通第二公園から見た、みなとみらい地区。
とてものんびりしたいい場所ですが、1,100戸超のマンションが埋まり、2,311室のホテルが稼働し始めたら、この静寂はなくなりそうでもったいない。
万国橋から見た『アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー』の工事風景。
ワールドポーターズから見た横浜北仲地区の再開発
横浜ベイエリアも再開発がジャンジャカ進みます。来月には横浜市長選挙も控え、その先にはカジノ誘致も見えてくるのか来ないのか…。横浜駅東口、みなとみらい、馬車道、日本大通、山下公園、(赤レンガ・大さん橋・象の鼻テラス)…に、横浜北仲が加われるのか楽しみです。