急拡大したWannaCryウィルスと、その裏で地味に広がる迷惑メール

2017.05.24
拡大したWannaCryウィルスとその裏で地味に広がる迷惑メール

ここ最近、WannaCryというコンピューターウィルスが世界中で猛威をふるっています。しかしながらその裏で、従来からある迷惑メール(スパムメール)でのウィルス拡散も大量に確認されています。相手はその道のプロです。対策は限られています。パソコンやデータを守るためにもしっかり対策しましょう。

ランサムウェア“WannaCry”

ランサムウェアとは、パソコンに侵入されてファイルなどにロックをかけられて、解除するためのお金を要求してくるという身代金要求タイプのウィルスです。そしてここ1週間ほどで世界的に被害が拡大したウィルスWannaCryは、Microsoftのサポートが終了したWindows XPの脆弱性を突き、XP所持者の被害が深刻と報道されていましたが、実際はWindows7の方が被害が大きかったようです。

そして、ロックの解除化に成功したというセキュリティ研究者も出てきました。

ただ、身代金を支払ったのにロックが解除されないとか、以前のように使えないといった事例も出ているので、1度ウィルスにかかってしまうと完全復帰が出来ない可能性も高いです。

迷惑メール(スパムメール)

迷惑メール(スパムメール)とは、その名の通りメールで送ってくるウィルスです。メールの中のリンク先にアクセスしたり、添付ファイルを開いたりするとパソコンがウィルス感染してしまい、ネットバンキングやクレジットカード、各種利用履歴などが盗み取られるというもの。WannaCryでの話題が大きく扱われた最近ですが、その陰に隠れて迷惑メールも大量に拡散されています。弊社メールアカウントにもいつもの倍近く迷惑メールが来ていました。

特に多く確認されているのが、件名が「駐禁報告書」、「請求書:invoice」、「宿泊予約完了」、「領収書添付」といったようなメール。じっくり読むとおかしな点が多々散見されますが、大人の人ならよく目にするような文章なので、ついついクリックしてしまうということもあると思います。

拡大したWannaCryウィルスとその裏で地味に広がる迷惑メール

対ウィルス感染への対策

大切なパソコンがウィルス感染しないための防衛策+αです。ただし、一度ウィルスにやられてしまったら、完全に回復する方法はないと思って下さい。そうならないための防衛策です。

①パソコンのアップデート

Windowsの脆弱性を突かれることが多いため、お使いのパソコンのWindows アップデートはこまめにチェックしましょう。パンデミックのようなウィルスが発生すると、Microsoftから対応アップデートが行われます。OSによってやり方が異なりますので、「Windows アップデート 方法」などで検索すればすぐ出てきます。

②ウィルス対策ソフトの導入

お使いのパソコンに、必ず対策ソフトを入れましょう。個人情報やネットバンキングを扱う方は特に。パソコンをウィルス対策ソフトなしで使用するのは、武装地帯に非武装で出かけるようなものです。ほんの少しでも怪しいメールは勝手に振り分けてくれますし、パソコンに“異物”が入った場合はすぐに検知してアラートしてくれます。定期的にパソコンをウィルススキャンするのも効果的です。

③ほんの少しでも怪しく感じたらスルー

メールやURLで、少しでも「あれ?」と感じたら絶対に開かない!アナログですが、一番手っ取り早く無料で出来る費用対効果抜群(?)の対策方法です。請求書や領収書が送られてきても、本当に取引のある方からのメールなら相手の署名が入っていたり、こちらの担当者の宛名が入っていたりします。それすらなくただ添付ファイルやURLリンクが張ってあるというこは、99%ないと思います。正規のメールなのに宛名を一切書いてこないよう会社は、、、スルーされてもしょうがないでしょう…。

④バックアップ

一度ウィルスにかかってしまったらもう後の祭りです。完全に元通りになることはないと思って、事前対策・行動するようにしましょう。万が一、ウィルス感染してしまった時のために重要な情報やデータは、必ずバックアップを外付けハードディスクに取って、パソコンから接続を外しておきましょう。

バックアップを取っても、接続しっぱなしだと見られ放題です。バックアップを取る時だけ接続し、通常はオフライン状態にして保管しておきましょう。とても重要な情報を扱う会社さんだったり、予算を少しかけられるような会社でしたら、月額費用を払って専用バックアップサーバーを利用するべきです。



ホームページ制作の手法や流行もとてつもなく速い時流の中にあります。同様に、マルウェアもどんどん新しいものが登場し駆除され、さらに新しいウィルスが登場するような状況です。“小さなパソコン”であるスマートフォンもその危機にさらされる可能性大です。普段からウィルスに対して意識しながらパソコンやタブレット、スマホを使うようにしましょう。